ハリウッドが映画化すべき、実際に起こったカジノ犯罪

いったいどこから始めればいいのでしょうか。まずは犯罪というものの性質と、その普遍性についてお話ししましょう。はるか昔から悪事を働く人々というのは存在してきました。しかし、何が正しくて何が正しくないかを決めるのは誰でしょうか?残念ながら私たちが生きているこの文明が完璧な形で発展してきたとは言えません。

しかし、優れた司法制度は犯罪者たちを罰しています。躊躇なく他人に危害を加えたり、他人のものを盗んでお金を儲けたり、犯罪組織で働いていたりするような人間たちに一般社会での居場所はない、というのが社会的なコンセンサスになっています。もちろん軽犯罪であれば罰金で済みますが、より危険性の高い人間たちは刑務所に入ることになります。ギャンブルとお金は密接な関係にあるため、多くの大犯罪がカジノで行われてきたのも驚きではありません。

日本でもカジノが建設されるよていなので、犯罪の対策は万全にしたほうがよさそうですね。

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  • サーカス・サーカス・カジノ – 295万ドル強奪

 

90年代前半、正確には1993年に起きた事件です。映画で大強盗が行われる場合、大抵は悪人たちが悲惨な末路を辿るというのが一番の見せ場になっています。だからこそ私たちは、そんな事件において、犯人が見つからないなんて不可能だと考えるわけですが、ヘザー・トールチーフとロバート・ソリスは、全てがそうとは限らないということを身を以て証明しました。

約300万ドルの強奪に成功した後、彼らは10年間行方知れずでした。12年後、ヘザーがラスベガスで警察に全てを自白し、5年3カ月の実刑判決を受けました。ただしロバートと盗まれた300万ドルは見つかっていないため、映画にしたら実に面白いと思います。

  • ベラージオホテル&カジノ – チップ150万ドル相当強奪

 

なぜアンソニー・カーレオがカジノ強盗をしようと思ったのかは分かりませんが、彼の手口はまさに映画を思い起こさせるようなものでした。彼はバイクでカジノに現れ、ヘルメットを被ったまま店に入りました。彼は銃で武装しており、150万ドル分という驚くべき額のチップを奪うことに成功しました。犯罪者にはありがちな行動ですが、アンソニー・カーレオも警察を出し抜くためにチップを少しずつ売りさばこうとしました。しかし潜入捜査官によって彼の計画は阻止されました。

  • フィリップ・クライン – 放火魔

炎に包まれて死ぬというのは恐ろしいものですが、当時23歳だったこの若い男が何を考えていたのかは本人にしか分かりません。フィリップ・クラインがラスベガスのヒルトンホテルに火を放ったことで、恐ろしいという言葉では足りないような悲劇が起きました。200人以上が負傷し、そのうち8人が死亡しました。クラインは警察に対し自身が放火魔であることを認め、犯行時にフェンシクリジンと呼ばれる幻覚剤を使用し、その強力な影響下にあったと述べています。 

  • マーヴィン・シューメイト殺害

残念ながら、タクシードライバーは仕事の性質上リスクに晒されることの多い職業です。そうは思えないかもしれませんが、タクシーには誰でも乗ることができるため、犯罪者がタクシードライバーを脅してお金を奪い、最悪の場合殺してしまうということもあり得ます。

ラスベガスのタクシードライバーだったマーヴィンは、謎の殺し屋によって頭と胸を撃たれて殺されました。この事件は未解決ですが、マーヴィンが息子の誘拐計画を企てたのではないかと疑いを持ったホースシュー・カジノのオーナー、ベニー・ビニオンの命令により、マーヴィンは殺害されたのではないかと推測されています。